小学生では比較に苦悩してきた二人ですが、中学生になってからは、どうだったかを書いていきます。
双子はインパクトが大きくて目立つ
クラスメイトと話ていて、しばらく自分が双子だと言わないでみようと思っていても、自分を覚えてもらうには、最高のネタであり、インパクトがあります。
入学したばかりで、新しい友達を作る時に、自分は双子だというと、すぐに覚えてもらえます。ただ、みんな興味津々で、「もう一人はどこの中学へ行っているの?」となってしまったそうですが。
双子だとサッカー部へ知れ渡ったエピソード
受験勉強が終わって、中学へ入学したら、「サッカー部に入る!!」これが息子達の一番楽しみにしていました。
そのサッカー部に入部してしばらくすると、長男の友達Aくんが、サッカー部の練習にサッカーストッキングを忘れてしまったことがあり、部の中で家が一番近かった長男が、私に家にあるサッカーストッキングを持ってきてくれるよう電話したところ、私ではなく次男が家にいたのです。
忘れ物をしたAくんには「門の前に立ってて、家族が持ってくるから」と言って、長男は練習に先に行き、Aくんを門で待たせていたそうです。
そして、次男が長男の学校まで持って行ったところ、忘れ物をしたAくんが門の前に立っていて、次男の顔を見て、すぐにわかった!と言っていたようです。
そうして、サッカー部へも双子が知れ渡りました。
双子の兄弟の学力を比べられるのは初めの数ヶ月だけだった
双子と知れ渡ってから、どっちが出来る、出来ない、は初めのうちだけで、双子同士がお互いを尊敬し合い、仲が良いことを知れば、みんな何も言わなくなるのです。
目の前に比べる対象だったものがなくなり、今度は自分のクラスメイトや部活の仲間との比較に移行して行くのです。
私から見ると、二人は自分自身の生活が始まり、少し気が楽になったようでした。
離れたら仲の良さが増した
息子達は、中学に入るまで、学校も(クラスは別)、放課後遊ぶ友達も、塾もサッカークラブも一緒でした。仲は良かったと思いますが、一緒にいる時間が長いせいか、時々兄弟喧嘩をすることもありました。
中学で別々に進学してから、離れる時間が多くなり、家に一緒にいる時間が貴重に思えるのか、ほとんど喧嘩することも無くなり、ずっと2人で話をしています。
それぞれの部屋へ行って話をしているうちにそのまま寝てしまい、二人でベッドで頭を上下逆で寝ていて、朝その光景をみて、私が驚いてまうこともあるのです。
結果として
先日、息子達に聞いてみたところ、今も双子の比較は多少あるものの、「もう一人の方が出来るね」は逆に嬉しいと言います。お互いに尊敬し合えるようになり、自慢したいと思うそうです。
「もう一人より勝ってるね」と言われると、ちょっと嫌な気持ちになり、相手の良いところを言いまくることもあるとか。
幼い頃、あんなに泣いて嫌がっていた言葉が今は嬉しく思えるということは、中学から離れて、お互いを客観的に見れるようになったからでしょうか。大人になったからでしょうか。何とも言えない不思議な感じがしますが、親としては、あの時別々の中学進学の選択は間違っていなかった、しっかり育ってくれたんだと嬉しく思っています。
和美ってどんな人?